【VGC2020】ドラパルトセキタンザン~偽りの蛇姫グッドスタッフ【INCApril1849・国内1位】

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです。
らき と申します。
4月に行われたINCで国内1位になれたので構築記事…というわけではなく、構築の"補足記事"を執筆しました。
詳細な構築は考察を共にしたリンヤさん(@gozira2004)と原案者のシャンディさん(@ChandyHolmes609)のお二方が書いてくださいました。

リンヤさんとシャンディさんのポケモンは6匹共通で、僕は5匹共通で1匹異なるため、この記事では主にその1匹について解説しています。
3人がほぼ同じことを書いても読み手は退屈かと思い、共通部分の内容はあまり書きませんでした。
ですのでできれば リンヤさんたちの記事→僕の記事 の順に読むことをお勧めします。
共通部分については2人の記事には無かった内容にも触れたので、補足記事の位置づけとして理解を深めていただければ。

リンヤさんのブログ 偽装ドラパセキタンザン~殺戮の歌姫グッドスタッフ
シャンディさんのリバティノート アシレーヌナットレイ+襷セキタンザン


目次
構築
ミロカロスについて
-個体
-特徴
-改善案
雑感
戦績
ID


構築
ドラタンザン構築
実数値
ドラパルト 193-153-100-*-96-196
セキタンザン 209-145-144-*-111-55
サマヨール 147-*-200-*-151-28
ナットレイ 181-114-200-*-138-29
ミロカロス 189-*-110-167-146-104
ミミッキュ 149-156-100-*-125-130

アシレーヌ→ミロカロス版です。
試合展開を取り合うガラルダブルにおいて、「サマヨールのトリックルーム展開」と「ダイストリームによる雨展開」でナットレイを通すことは勝率の向上に繋がると考えました。
雨始動役のミロカロス+サマヨールの強みは、2月のINCで1位のカエールさんのブログで詳しく解説されていますので参考までに。
以降は読み手の皆さんが、ミロサマヨ・偽装ドラタンザンの動きについて知識のある前提で書かれています。ご容赦を。



ミロカロスについて ※一部常体
INCで使用した個体の紹介、ミロカロスとアシレーヌのスペック比較、及び環境の流行を踏まえた改善案の提示を行います。

使用個体
ミロカロス@命の珠・勝気
189(148)-58(0↓)-110(84)-167(252↑)-146(4)-104(20)
濁流/マッドショット/吹雪/チャームボイス

技構成と持ち物はダイマ前提なら有名なものです。
同型ミラーで先手を取ってダイアースを打つべく最遅~無振りラインよりは速めに設定。
S無振りジュラルドン(いるのか?)よりも遅く動こうとしましたが有用性は感じませんでした。

与ダメ
CおよびDは実数値表記です。DM=ダイマックス状態を表します。
☆130ダイストリーム
・D86DMドリュウズに374ダメージ~(H無振りは確一)
・D151輝石サマヨールに72ダメージ~
・D120砂バンギラスに179ダメージ~
☆140ダイアイス
・D135トゲキッスに172ダメージ~
・D137ナットレイに85ダメージ~
・D96光壁エルフーンに160ダメージ~(H252振りまで霰込みで確定)
☆雨130ダイストリームでD135トゲキッスに177ダメージ~
☆C+2状態の140ダイアイスでC189珠ジュラルドンの140ダイドラ耐えDMドラパルトを15/16の乱一(霰込みで確定)
☆C+2状態の110ダイアースでD102DMジュラルドンに354ダメージ~(H252振りまで確一)

被ダメ
大体の技は耐えますが耐久低下後は注意が必要です。
☆D-1状態でC172珠ロトム水の130ダイサンダー+珠ダメ2回で確定
☆D-1状態でC172珠ロトム水の140ダイサンダー+珠ダメ1回で確定


アシレーヌと比較したミロカロスの特徴
長所
・特性の勝気で相手からのデバフを活用できる→展開不利を取りにくい
・ダイアースが使える→隣のサマヨナットにバフを乗せて長期戦が見込める→相手のプレイミスを誘発
・Sが速い
・耐久が高い

短所
・勝気発動前はCが低い、威力150ダイストリームが使えない→イージーウィンが少ない
・ダイソウゲンが使えない、不一致90ダイフェアリーが弱い→水タイプやオーロンゲの処理が遅い
・アクアジェットを覚えないという事実→構築内のセキタンザンの圧力低下
・非ダイマだとポケモンとして怪しい技しか使えない→ドラパルトとの同時選出不可

総じてアシレ版は使用者が楽できる構築、ミロ版は使用者が頑張ればどうにでもなる構築という評価です。


改善案
①濁流→ハイドロポンプの方が優れている話
濁流基調のダイストリームは威力130、ドロポン基調は140とドロポンの方が勝っています。
☆140ダイストリームでD120砂バンギラスに195ダメージ~
☆雨140ダイストリームでD135トゲキッスに192ダメージ~
非ダイマ時の行動頻度は体感では マッドショット≧吹雪>水技>チャームボイス の順で、
水技は濁流が主流なので指等でケアもされにくいです。
レンタルIDはドロポンに差し替えました。

②足が速いダイマミロが環境的に強そうな話
ミロカロスが相手より先にダイアースを打つことで、同ターンの特殊被ダメを2/3に抑えることができます。
ダイアースが絡む対戦は数ターン先を見据えて悪戦苦闘していることが多く、序盤からサマヨールのトリックルームは成立せずに平場で戦っている可能性が高いです。
INCでの苦戦経験や上位の構築を踏まえると、最速バンギラス(S124)や準速ストリンダー(S127)を意識した

175(36)-*-100(4)-167(252↑)-146(4)-128(212)

の配分が候補に挙がるでしょうか。
ダイアースを上から打ちやすくなるのは勿論、バンギの鉢巻を見通せば上からダイストリームで確一といったオマケ付きです。
ここまでSに振るならキッスやバナまで意識した控えめCS、臆病CSまで視野に入ってきます。
バンギやキッスへの与ダメを考えると控えめCSが落としどころでしょうか。
ともあれ81という絶妙な種族値は活かしていきたいところです。
自分でも結論が出せていないのでレンタルIDはS104のままで。



INCを終えた雑感
まずは構築全体がとても良かったです。
初見殺し要素、勝ち切る要素、粘り抜く要素が散りばめられ、欲しいところに欲しい技がありました。最強。
構築に納得感を持てたので、レートや順位が上がってからも落ち着いて対戦に臨むことができました。最高。
鉄壁ナットレイと襷セキタンザンは認知度の低さも相まって、当時の環境に刺さっている要素でした。
一緒に考察してくれたリンヤさんとスボミーさん、鉄壁ナット発案のシャンディさんに感謝。

中・終盤の当たり運も良かったです。
日曜昼~深夜で大体上げて月曜早朝に数戦しましたが、レートが低い&構築もプレイヤーも極端に強いパターンをほぼ引くことなく、最後のチキンレースまで対戦数を温存できました。
切断バグの被害も1件と少なく済みました。
最終順位が高くなったのは制限時間の直前で30位圏内から外れたからで、偶然に過ぎません。
それでも後がない最終戦で勝ち切れたのは、構築・プレイング・心の強さのおかげだったかなと。

構築内で特徴的なS55襷セキタンザンについて補足すると、最遅60族(S58)よりも遅いため後発から出してトリル下でアタッカーとして動かせる上、トリルが切れて熱風でナットが焼かれる場合は特性で絶妙に速く動けるようになるのが偉かったです。
熱風巻き込みや放射への受け出しで襷は潰れますが、熱風を打てるポケモンにはセキタンザンが有利なので問題ない状況ばかりでした。
持ち物を犠牲に先制行動権と有利対面を手に入れる形になります。
相手のダイマ枠と打ち合うほどのパワーは無いため、出すタイミングには気を付けていました。
初手に出して襷発動の流れは他の2人に語られているので割愛で。

ダイマックスの「体力倍増で行動保証が付き、特別な技を連続で3ターンだけ行使できる」という仕様上、タイミングや切る対象、技の対象を誤ると相手のダイマックスに勝てなくなってしまいます。
対戦相手がタイミングも対象も全てを間違う偽装ドラタンザンは素晴らしい構築コンセプトでした。
「保険を持ってダイマしうるポケモンが襷で非ダイマだと強い」の法則、あると思います。



戦績
30-5 +1戦無効
最終レート1849
全体2位 国内1位

始 ×〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇×〇△〇〇〇〇〇(〇)×〇〇〇〇〇〇〇〇〇×〇〇〇〇 終
〇勝利 ×敗北 △本体エラーで敗北 (〇)勝利後に無効試合化(切断バグ)



レンタルIDの利用について
冒頭のIDをご利用の際、選出はリンヤさんかシャンディさんの記事のアシレーヌをミロカロスにすればほぼ大丈夫です。
マホイップ以外のラプラス軸にはミロサマヨでダイアースすれば壁ターンを凌げるとか、晴れ系統には後発ミロよりサマヨールを出すとか、その程度です。
序盤からナットレイのDを上げたい場合はミロナット+ミミサマヨ(タンザン)の選出も視野に入ります。
オーロンゲ系にはミミッキュサマヨ+ミロ@1で、相手の先発ダイマはいなし、後発ダイマには早めにナットを展開してからこちらもダイマを合わせる感じで。
INCでの初手比率はミロサマヨ:ドラタンザン:その他アドリブが6:3:1くらいでした。

レンタルIDを使っていて相手に保険セキタンザンのキョダイを考慮しない選択や、ナットレイの攻撃が格闘技しかない前提の選択をされたとしても、記事が公開されている以上は仕方のないことかと思います。
レンタルはあくまでレンタルです。
この手の初見殺しはINCやJCSのような一本勝負で、情報アド無しで登場してこそ真価を発揮するのではないでしょうか。


拙い内容ながら最後までお読みくださりありがとうございました。
今回のINCで6月のリバティノートさんの大会への参加権をいただいたので、今後はBO3で強い構築を練っていく予定です。
質問等ありましたらTwitter(@Lucki_poke)までお願いいたします。



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